８月のことを十二分節で葉月と言う。後半は燕去月とも。
　８月11日は小生の誕生日であるが、祝って貰った事がない。盆前で会社は忙しいし、内儀さんも盆の行事で頭がいっぱい。つい、忘れてしまう。その結果、盆休みになって誕生日が過ぎているのに気付く。ばばが「また、忘れとったね。何か食べに行く？」でチョンとなる。
　一家の大黒柱も形なしである。
　それに比べ小生の親父はたいしたものだ。１月２日が誕生日とあって、誰もが気付く。プレゼントもしっかり要求された。二泊三日で温泉をせがまれたこともある。
　それはさておき今、息子が小生と同じことをやっている。朝は一番に出勤し夜は遅くまで…。所詮仕事の虫。親父のことなど構って居れないらしい。小生も子供等に負担をかけまいと頑張ってはいるがもう先がない。せめて『海外旅行』でもプレゼントしてみろ、と言いたい。それにしても今年は何と暑いことか。