NEOS Topics

 Vol.103
 
 ネオンとLEDの比較共同研究を開始  
 最近、ネオンとLEDについての一方的な比較データが、主としてLED関係業者から発表され、また新聞雑誌等のメディアがそれらをそのまま取り上げて記事にしているケースが目立っているところから、全ネ協ではかねてから、協会の技術委員会のLEDワーキンググループ(以下WG)で研究を続けていたところ、このたび、LEDメーカーを主要会員とするLED照明推進協議会(略称JLEDS)から、共同研究の呼びかけを受けた。
 全ネ協ではJLEDSとの共同研究により、より広範囲な比較実験を行うことで、ネオンとLEDの公平な比較研究データをおおやけなものとして確立することを期待して、この申し入れを受けることとなった。
 第1回の検討会は6月27日(水)全ネ協から板野遵三郎会長、塚脇義明副会長・技術委員長、高村徹専務理事ら10名、JLEDSから下出澄夫企画運営委員長、小紫正樹事務局長ら6名が出席し、全ネ協本部で開催され、今後の進め方を決めるとともに「ネオンとLEDの比較共同研究WG」が発足することとなった。
 この共同研究WGには、全ネ協から同協会技術委員会LEDWGのメンバーが参加する。
 一方、6月28日付の「日経産業新聞」に、「LED街・駅で輝き」という見出しで松下電工調べのLEDとネオンの比較データが掲出された。全ネ協では、このような一方的なデータが流布されることにより、両者についての不確かな評価がいつのまにか世間に定着してしまうことを危惧するとして、松下電工担当部門に上記「共同研究」の結果が明らかになるまではこのような一方的なデータのマスコミへの提供を慎むよう申し入れを行った。
 
 有機ELが次世代照明に 
 5月8日付「日本経済新聞」によると、三菱重工業が有機ELの照明用パネルのサンプル出荷を年内に始め、2009年中に量産化に乗り出すという。有機ELは。電気を流すと発光する樹脂の一種で、厚さ数ミリで折り曲げが可能、消費電力も大幅に減らすことができ、広い空間での大型照明に向いていることから、蛍光灯などに代わる次世代照明として注目されている。三菱重工では5年後をめどに蛍光灯とほぼ同等の価格を実現する考えだ。
 
 「屋外広告の日」キャンペーン9月1日から10月末日まで 
 第34回「屋外広告の日」キャンペーンは、9月10日の「屋外広告の日」を中心に、9月1日から10月31日まで、(社)全日本屋外広告業団体連合会、(社)全日本ネオン協会、(社)日本ディスプレイ業団体連合会の共催、経済産業省、国土交通省、日本商工会議所、(社)全日本広告連盟の後援で、今年も全国一円で展開される。
 本年の標語は「景観と 暮らしつなげる 屋外広告」で今年もB2判(4色刷)ポスター10,000枚を全国所属事業所、組合事務所、車両などに掲示するほか、主意文書を上場会社、関係スポンサー、関係官庁、マスコミ、関係団体に送付する。また各地区では協賛広告美術コンクールの開催、懸垂幕、横断幕の掲出、講演会などの運動が繰り広げられる。
 
 道頓堀グリコサインが衣替え 
 大阪・ミナミの道頓堀川沿いにある名物ネオン広告・江崎グリコの陸上選手が、8月25日に開幕する陸上世界選手権大阪大会に合わせて、日本代表ユニホームに衣替えした。6月25日に点灯式が行われ、大会最終日の9月2日まで毎晩日没30分前から午前0時まで点灯される。6月26日付「読売新聞」が報じている。
写真提供:関西支部 朝日電装(株)
 

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