街のマスコット

 
 渋谷の新名所  
    

岡本太郎の幻の大作といわれた「明日の神話」が渋谷に居を定めてからもう半年近くになる。場所はJR渋谷駅と京王井の頭線渋谷駅をつなぐ2階コンコースの壁面である。
この絵の招致には広島市や大阪吹田市も名乗りをあげていたが渋谷に決定してよかったと思う。強烈な色彩と炸裂するイメージの大画面(幅30メートル高さ5.5メートル)は大勢の人が行き交うこの場所といい勝負をしている。あらかじめこの絵を飾るために設計したように壁面にぴったりと収まっていることにもびっくりした。名画にはそれに相応しいスペースというものがあるようだ。

(関東甲信越支部 H・O)

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