面白ブックレビュー

 
〜 「いろはにコンペイトウ」 〜
栗原英次著 (株)にじゅうに刊 1800円  
子供のときコンペイトウは不思議なお菓子だった。沢山のつのがどうして出来るのか知りたかったが、誰にもわからなかった。めったに口にすることのできないあこがれの菓子、夢の菓子でもあった。その夢の菓子を入れるガラス容器がこんなにも沢山あったとは知らなかった。いかにもロマンを封じ込めるのにぴったりな容器たち。自動車や飛行機などの乗り物容器、時計、楽器、人形など様々な容器は一つ一つがこ惑的で素晴らしい。私の子供時代は戦後だったがこれらの容器が造られたのは戦前だろう。この本は過ぎ去ってしまった旧きよき時代をよみがえさせてくれる。
(博)


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