ネオン前線北上中

 
 腕自慢・ワザ自慢 96 
北海道支部 (株)野口工芸社
野口雄平さん
野口雄平さん 創業45年となる野口工芸社の二代目社長野口雄平さんにお聞きしました。
――仕事を始めて何年になられますか?

 25年です。父の先代、野口浩(現)会長から社長を引き継ぎ7年。会長の口癖は「素心」「即行即止」。私もこの二つは心に留めていますね。
――お仕事でここは負けない、というところは?
 少しでも安全性の高い商品をお客様に提供できるように「あと施工アンカー」の資格を昨年夏に取得。朝礼では安全性の向上のために具体的な事例をあげながら注意喚起しています。それと、月1回、夕方からの社内勉強会では意見を出し合って利点は皆が共有し、構造や設計に力を入れ、今では簡単な確認申請の構造計算も皆ができるようになりました。デザイン、サービス、価格面でもお客様に喜んで頂けるようにと考えています。
――ところでご趣味はなんですか?
 読書です。最近読んで面白かったのは堀内崇亮さんの『社長!肝心なのは 脱皮の実行』。。社長業に大分慣れてきたと思った矢先に東日本大震災が起きました。地震だけでなく、津波や原発による二次被害、三次被害と様々な問題がおきましたが、海に囲まれている立地である函館では強風や台風だけでなく、塩害の問題もあります。勝ち抜くために創造的改善・改革を常に考えて行動していきたいですね。
 
 う・ち・の・会・杜 116 
四国支部 (株)岡ネオン工業所
岡 佳寿也さん

岡  佳寿也さん (株)岡ネオン工業所は岡佳寿也さんの父上 岡信義氏が香川県高松市で創業し46年になります。
 昨年平成22年9月に二代目佳寿也さんが会社を引き継ぎ、この厳しい景気の中、現在5名の従業員と一丸となって「なんとか毎日を乗り越えているのが現状です」と、岡佳寿也社長。
 稼業を引き継ぐことになったきっかけは高校卒業後、軽い気持ちのお手伝い感覚から始めたことでした。それから早や28年。
 転機は岡さんが23歳の時に他社に「修行」に出て、現場仕事をしながらネオン加工技術を教わった事でした。
 「何が何でも身につけて帰らねばという思いで、必死で覚えた記憶があります」
 「どこも同じでしょうが、昨今ネオンの仕事が本当に少なくなりました。一昔前は会社事務所の二階はネオン加工場でしたが、カッティングシート・インクジェットプリント出力のスペースとなりました。
 またネオン管の製作は協力会社に依頼し、組み立て・現場施工をメインで行っています」
 「我が社ではお客様に信頼して頂けるよう、段取りを重視し、納期厳守・丁寧な仕事を心がけています。受注金額の厳しい現在、効率よく仕事をし、如何に利益を確保するか日々努力を心がけています」と、頼もしい口調です。

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