ちょっとヒント・うちの会社では

 
 商品認識は販売チャンス?  
     東北支部 (株)丸和商会 仙台支店 橋 智

 東日本大震災から早1年が経とうとしております。昨年の3月11日想像すらしていなかった出来事が起きました。会員の皆様始め、関連企業の甚大な被害は計り知れません。正に絶望的な考えがよぎりましたが、人間は先を考えて行動します。自衛隊の当時の活躍状況は恐らく現地の方々が一番誇りに思ったことでしょう。

 落ち込んでばかりいられない時、被災3日目に東北電照の有馬氏に自転車で様子を見に来ていただき、無事かと言われた時の暖かさを忘れられません…。
 10日間、電気も電話も不通、お客様の安否も確認出来ず、毎日携帯電話で確認のメールを打ち続けていました。やっと無事の確認が出来たときの嬉しさは涙が出る思いでした。社員の住居の倒壊、避難所暮らしの辛さ、思い起こせば辛いことばかりでした。徐々に物流が動き始め、復旧の為のお客様との商談の中で、当社扱い商品の中の関連商品がものすごい引き合いになるとは思いませんでした。カッティングマシン、インクジェット出力機、省エネ商材、標識向け反射加工品、両面テープと普段誰もが知っている商品が特化されて引き合いが殺到し、軽視していた訳でも無かったのですが、逆に再認識させられました。足元が見えていなかったのですね、少額商品も積もればウエイトが増します。普段あまり重要視しない商品こそ、いざという時に繋がりを呼び戻すことを認識させられた思いです。
 特に省エネエコ対策・地震時の防災対策・防犯対策に優れたガラスフィルムの販売先が商店、工場、役所、学校、一般家庭にと広範囲に市場はあります。まだまだ捨て切れません。売上が逼迫する中、どんな手を打つか営業手腕の問われる所です。
 アンテナを高くする、人のやり方を見て学ぶ、プロの誇りを持って行動する。これがわが社のスローガンです。
 皆様の役立つ商品を提供する為、社員一同奮起しております。



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