表紙によせて─11

 

日本の職人に乾杯!

  和田博温


 江戸は職人が花咲いた時代といわれます。ものを手で造り出すひとびとの技も魂も、じつは江戸のむかしのそのままに今に受け継がれています。ガラス管をバーナーで熱しつつ曲げてゆくネオンマイスターの方々もまがうことなき職人。ネオン製作の現場を見学させていただいて、まず感じたのが造りに打ち込む職人の魂でした。LEDにくらべ、クリエイティブな可能性があるのは圧倒的にネオン。ネオンの細緻な表現は立体的なオブジェを可能にする以上になにか人の心に訴えるものを確かに持っています。株式会社I&Sの丁さん、井坂さん、株式会社シマダネオンの島田さん、お忙しいところ取材に応じていただいてありがとうございました。
 この2014年冬号で、私の表紙絵連載は完結です。二年間御付き合いくださって燗謝であります。それにしても、何人の酔っぱらいを描いたのでしょうね(笑)
 みなさま、お元気で。


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