面白ブックレビュー

 
「建築がすごい世界の美術館」
パイ インターナショナル
 アート作品を盛る器ともいうべき美術館は、なんといってもアート的で素晴らしいものであってほしい。ここに選ばれた63の美術館はどれもがそうであり、一度は訪れてみたい。
 新国立競技場に選ばれ、その後白紙撤回されたザハ・ハディドの作品案は建設費の高騰から建築としてのレベルを評価されることは全くなく、「アンビルドの女王」とか、「生がきのよう」とか酷評されるばかりだが、この本には彼女の作品が4つも載っている。選考委員長の安藤忠雄の作品も3点あり、この二人の能力の高さが証明されている。
 今回の事態はひとえに事業主体の日本スポーツ振興センターの能力不足と責任感のなさが原因ではなかろうか。


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