ほっとコーナー

趣味あれこれ
北海道支部 (株)野口工芸社 野口雄平

 現在43歳で、先代の父より家業の看板業を引き継ぎ今年で12年目になります。
 お陰様で良い顧客に恵まれ、忙しい毎日を送っており、趣味といえる事とは遠ざかっていますが、唯一食べることだけはこだわりを持っています。
 私の住む函館市は、ご存知の方も多いとは思いますが北海道の南、青森県の向かいに位置し、海に囲まれていて、豊富な海産物が獲れ四季を通じてとてもおいしい料理を食する事が出来ます。
 居酒屋などでは旬の食材を贅沢に安価に楽しむ事が出来、私も度々足を運びます。
 春はヤリイカやボタンエビ、ウニなどが採れ、釣りをするならソイやチカなどが釣れます。山へ行くとキトビロ(正式名は行者にんにくですずらんの葉に似た山菜で食べると翌日まで匂いが残ります)がたくさん採れるので、焼肉やジンギスカンに入れたり、酢みそ和えでいただくと、冬の間に体に溜まった老廃物をデトックスしてくれます。
 夏はやはり、真イカです。函館と言えばイカと頭に思い浮かぶ方も多いと思いますが、函館の人は6月1日と聞くと真イカの解禁日と思い浮かびます。
刺身はもちろん、塩辛や醤油漬けにして焼いたイカぽっぽや鉄砲焼き(イカゲソとゴロとねぎと味噌を身の中に入れ焼いたもの)など、多彩な料理でいただきます。
 他には、ほっき貝やつぶ貝もおいしいですが私はホヤが大好きで、居酒屋では刺身、家ではホヤ酢でいただきます。近所の居酒屋からは「ホヤが入ってるよ」と電話が来るほどです。
 秋になるとタコがおいしく、最近ではタコのしゃぶしゃぶなるものがあるそうです、空揚げや天ぷらなどもおすすめです。
 冬になると函館近郊でしか獲れないという、ごっこという魚が食べられます、正式名をホテイウオと言い体長20p〜30pでフグのような姿をしています。身は白くゼラチン質で食感はプルプルです。この身と卵、キモ、豆腐、ねぎ、生海苔を入れた醤油ベースのごっこ汁が絶品で、冬になると必ず食べなくてはなりません。コラーゲンが豊富と言われていて女性にもお勧めです。この他真鱈やホタテ、牡蠣なども獲れます。

 このような感じで一年を過ごしていると、おのずと体重が増えてしまい、社長になってからはデスクワークが増えたせいか20sも体重が増加し、今では大台に乗りました。
 もっぱら周りの人からは「ダイエットしたら」と言われながらも食べ続けています。
 来年の3月には新函館北斗駅まで新幹線が開通することに加え、海外からの観光客も増え続けている函館の食文化が更に発展する事を願っています。
 皆さんも、いつでもおいしい食べ物が待っている函館へ是非いらして下さい。

 


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