面白ブックレビュー

 
「秘島図鑑」
清水浩史 河出書房新社
 かねがね日本は少資源国と言われてきた。狭い国土に山が多く、鉱物資源にも恵まれない。しかし、考えてみればこれほど水に恵まれた国もまれだ。しかも、島国だから海が広い。そして、その海に散らばるのは数えきれないくらいの島々である。それゆえにと言うべきか、北方4島や竹島、尖閣諸島といった他国との領有権問題も頭の痛い問題ではある。もっとも私たちは普段日本の島々がどんな形をしていてどこにあるか、あまり知らない。この本は日本の“行けない島”のガイドブックである。名前だけはなんとか知っているがどんな島か、皆目見当がつかない島を紹介していて興味深い。


Back

トップページへ戻る



2016 Copyright (c) Japan Sign Association