ネオン前線北上中

 
 腕自慢・ワザ自慢 120 
中部支部 (株)昭和ネオン名古屋営業所 所長

成岡静男さん
成岡静男さん  今年で(株)昭和ネオンは創立95年になります。昭和36年設立の名古屋営業所は全国6営業所のうち大阪に次いで古く、現在の所長成岡静男さんにお聞きしました。
――名古屋営業所には在籍何年でいらっしゃいますか?

 23年目です。所長になって15、6年です。
――名古屋営業所の業務内容を教えてください。
 本社からの依頼事項が一番多いですが、それに加えて独自の依頼事項ですね。屋外サイン全般の現場調査、プラン作成、見積もり作成、打ち合わせ、施工の手配、施工管理等の繰り返しです。メールでのやりとりが多いですが、自分の主義としてなるべく顔を合わせるように心がけています。お陰さまで名古屋営業所は仕事の厚みは薄いですが、仕事量は多い方だと思います。愛知、岐阜、三重、長野、北陸も入りますし、関東・関西も一部入ります。2人体制ですが、本音を言うと人出がもう少し欲しいところです。
――担当なさるエリアは広いですね。
 当社には「昭和会」という組織が本社及び各営業所にあります。名古屋営業所の昭和会は製作や施工の協力会社約30社が参加しています。毎年の本社主催の新年会では全国から東京に集まり顔合わせの他に、安全講習を行っています。名古屋営業所では、それと忘年会も主催して交流を図っています。
――クライアントも協力業者もface to faceですね。
 ネット時代だからこそ余計に大事な事と思います。
――ご趣味はなんですか?
 ゴルフです。中部支部でも以前はゴルフ大会がありましたが、業界が元気になり復活して欲しいですね。
 
 う・ち・の・会・杜 150 
東北支部 
(有)ライオン堂
大久保晴敏さん
大久保晴敏さん (有)ライオン堂の創業は昭和4年。相馬の地で代々営業し88年になります。
 現在の社長は大久保晴敏さん。三代目として会社の舵取りを任せられて28年です。
 屋号のライオン堂は、祖父の馨さんが大恩堂(だいおんどう)という看板屋さんで修行後に独立創業し、その大恩堂をもじってライオン堂としたそうです。
 晴敏さんが小学校低学年の頃には馨さんはすでに他界とのことで、「祖父が仕事をしている記憶はほとんどないのですが、手描き看板の時代ですね」
 お父様の光義さんが代を継ぎ、「私が小さい頃は父は日々忙しくしてましたね。やはり筆で描いていた記憶があります。会社に若い人が大勢いてよく遊んでもらいました」
  くゆくは家業を継ぐと決めて、仙台の看板会社に3年、東京の広告代理店に3年の修行を経て、晴敏さんは昭和58年にライオン堂に入社します。その後しばらくしてからパソコン導入。「必要に迫られて独学ですね」と。時代のデジタル化に対応しながら、現在のライオン堂はスーパー、パチンコ店やアミューズメント施設などの屋外サインが得意です。業界の仲間と協力しながら大型屋外サインも多く手がけてきました。
  員は9名。企画・設計・製作・施工とオールラウンドにこなします。『よく動いている会社だね』と言われますと、大久保社長。
  「これからは施工に徹していきたい」、そのためには技術をより高め、業界にライオン堂ありと言わしめる心構えで、「業務をより盤石にするために、優秀な人材を育てるのが大事と考えています」


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