サイン屋稼業奮戦記

 Vol.142
昭和、平成、令和
    中国支部 広島クロード(株) 近藤太郎

近藤太郎さん NEOS「ネオン屋稼業奮戦記」原稿依頼の順番がFAXでまわって来た…。何年か前に書いたよな??しかも依頼日は月頭の6日、月末が締め切り日、25日…。ちなみに今日が、その25日だ…目の前の仕事を何とかこなし明日に追われつづける日々…。支離滅裂の文章になりますが、お付き合いお願いします。

 新元号、令和になり、東京オリンピック開催まで1年を切った…。あの「お・も・て・な・し」の開催誘致プレゼン、「い・つ・だ・っ・け?」と、チョイチョイとネット検索してみると2013年9月8日!?動画も昨日の事の様に閲覧できる…。まだ、まだと思っていた東京オリンピック、チケット抽選申し込めば、結果は全敗…。来年の今頃はTVモニターでの観戦決定(泣)。
 昨今、こんな感じでPC、ネット環境が無くてはならない生活の中で仕事の打ち合わせ環境も、この数年変わってきた…。
 ある日、県外のお付き合いあるお客様からの相談で「当時御社で製作した看板ではないのですが、海に近い自社営業所袖看板の底蓋が錆等劣化の影響で落下したので、袖看板全体点検してほしい」というものだった。伺う前にグーグルアースで営業所名検索し閲覧すると、そこには袖看板の底蓋が落ち掛けている状況が…。まだ、この時点では落ち掛けていたのだと状況が見れたのはホント驚きでした。その後は点検、調査し劣化状況を写真撮影、御報告させて頂き安全の為に新規取替させて頂きました。聞けば竣工から25年以上経ったという袖看板、役目を終え事故がないのは幸いでした。
 この様な感じで、今は現場・状況を先方様と事前にお互いグーグルアースで画面を見ながら打ち合わせすることが多くなり、特に県外のお客様とのやり取りには欠かせないアイテムになっております。
 つい先日も、九州は福岡県のお客様との電話でやりとりの中で各営業所看板状況把握にグーグルアースは早速役立ち、話も早く纏まりました。現場の事前確認は7店中1店の工事を高所作業車で対応するか、仮設足場で対応するか現場状況にて検討という事で済み、両社のコスト削減、時短にも役立っております。
 ただ、グーグルアースも更新されていないところ、地域、場所によっては、まだ調査車が行けていないところもあるので旧データ、航空写真で確認する時もありますが、全国津々浦々路地裏まで最新状況で閲覧出来る日が来る事期待しております。グーグル社様、本当に感謝!
 将来はドローンをグーグル社を介し検索したら、中継局から飛ばしてスマートフォン等で指令指示して現状把握出来る様になるなんて良いですね〜。
 感謝といえば、一般社団法人日本屋外広告業団体連合会様、公益社団法人日本サイン協会様、この他、屋外広告物に関わる各協会様の御尽力により平成28年4月28日に、国土交通省より「屋外広告物条令ガイドライン」の一部改正が発表されました。これを期に「屋外広告物点検技能講習修了者」が、私たちの地域でも早ければこの秋から県市区町村の屋外広告点検資格者として認定されます。看板製作、設置に直接関わる人達が、この講習を受け修了者となり、屋外広告物点検資格者となり責任と誇りを持ち従事できる環境を作って頂き感謝です。
 今後は点検報告書の統一化等まだ、色々課題がありますが、引き続き宜しくお願い致します。今後は1人でも多く受講させ、今まで以上に施主様へ安心安全な看板を点検、管理、報告が出来、各協会に反映し活動出来ればと思います。今後とも宜しくお願い致します。



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