青年部コーナー

 

コロナ禍の中で

  東北支部 (株)クリエイティブダイワ 大戸亮平


 色々な所へ出掛け、様々な人と会う事が大好きな私ですが、新型コロナウイルス感染症が全世界で猛威を振るい外出の機会が限られており、今年はそれらを出来ない状況が続いています。そんな状況下の中、自宅での楽しみは料理と筋トレと本を読むことです。
 そこでコロナ禍の中で読んだ本を幾つか1冊150文字程度でご紹介していきたいと思います。

朝倉基起さん 初めに「データサイエンスの基本がわかる本」(鈴木孝弘)はデータサイエンスについて、これだけは知っておきたい基本事項を解説したものでした。データの使い方の基礎から、最近なにかと話題となっているディープラーニングまで、データサイエンスの難しい話は最小限に書かれ、データサイエンスの基本的な考え方と手法を紹介していました。
 次に「
知略の本質 戦史に学ぶ逆転と勝利」(野中郁次郎、他)では圧倒的に不利な条件から勝利を導き出した独ソ戦のスターリン、英独戦のチャーチル、ベトナム戦争のホー・チ・ミン等の事例が紹介され、過去―現在―未来の時間軸で、組織メンバーの共感を得ながら一丸とさせる共通善のために「何を守り、何を変革するか」を追い求めながら行動し続ける戦い方である知略戦略を解説していました。因みに、本質シリーズの最終巻らしいです。
 次に「
リープマーケティング」(永井竜之介)はアリババ、シャオミ、DJI、バイトダンス、美団点評などの中国のベンチャー企業が成功するまでの実例が紹介されており「日本が学ぶべき4つの戦略」と題し、加点型マーケティング、未来型共創マーケティング、ブルーポンド戦略、ブリッツスケールを紹介していました。
最後に「
アフターコロナの経営戦略」(森泰一郎)です。この本はお題の通りですが、頭の中を整理するのに役立ちました。また、「選択と集中」を改めて考える事ができました。
 コロナ禍の中で、行動する範囲が限られていますが、この時間を前向きに捉え、料理を楽しみ、読書で知識を得て、筋トレに励み、何れ再開されるであろうマラソンに備えたいと思います。


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