リポート

我が町のネオンサイン
関東甲信越北陸支部 (有)増田塗装店 増田 剛
 
 ようやくワクチン接種が始まったとは言え、昨年の1月に国内感染者が発見されてから早1年以上が経っても、未だ全体の収束先行きが見えない「新型コロナウイルス」の名には飽き飽きしてきましたが、ボヤいていても仕方ありません。飲食店や宿泊施設等のサービス業だけでなく、我々の建設業や広告業にも影響が出てきた事にも懸念を感じますが、もう少し我慢して気持ちも仕事も前向きに頑張って乗り越えましょう。
 さて、そんな中で自社ホームページの会社概要の中の個人的プロフィールに「スキー・テニス・ゴルフ・ボウリングを中心とするスポーツ全般が趣味ですが、自分や仲間達の立場と環境の変化から行う機会の減った今は体力&筋肉維持とダイエット目的で、週末中心のスポーツクラブでの全身トレーニングが楽しみです」と書いていますところに、コロナに対する心配による家族からの自粛指令で去年の2月を最後に特別休会の継続中です(涙)。
 それでは都会の中で50歳代半ばの年齢相応に出てきたお腹を引っ込める(これ以上出さない)ためと、筋力と免疫力を維持するためにはどうしよう?と始めたのが”ウォーキング”です。人混みを避けるため人通りの少ない時間帯と裏道中心に、自宅から近い弊社の事務所をベースにした半径3〜5kmくらいを、その日の気分でジグザグと1回1万歩を目安に、信号待ちや以下の撮影時以外に休まず歩くと坂もあって結構な運動になっています。
 前置きが長くなりましたが、写真は散歩している地元目黒区上目黒・中目黒・祐天寺・東山・青葉台・大橋の商店街や山手通り沿い、そして2016年のNEOS 155号の「郷土の味自慢・酒自慢」に載せて頂きました桜で有名な目黒川沿いで見かけました、主に中目黒駅周辺のお店や会社のネオンサインです。中目黒エリアは個性的なカフェやアパレルショップに美容室、そしてEXILEも含めた芸能プロダクションや東京音楽大学などが存在しているお洒落な街と言われる事からか、これでもほんの一部で、実際にはもっとあります。


 屋上のネオンサインは減る一方ですが、お店などの曲げネオン管サインは沢山あります。確かにネオン職人の友人からは「直管を中心とする大物は減ってもネオンは無くならない。これからはアート装飾物関連の仕事で増えていくよ」と聞いていましたし、ある店の人から「安いからと初めはLEDを勧められたけど、好きなネオンを自分の友達に作ってもらいました。これに大満足しました。どんどん撮って宣伝してください」と言われた写真もこの中にあります。
 私は看板塗装を中心とする”何でもペンキ屋”ですが、ディスプレイ会社出身でネオン組合員でもある事から、歩いていて意識的に気になる、四方を優しく照らすネオンの光を見ると心が癒されて何故か嬉しくなります。
 そう言えば全国の青年部発足時から数回にわたって開催されて私も関わりました『ネオンアート展』や、台場での『ジャパンショップ』への出展も懐かしいですね。
 今は、あそこまでの手間と費用を要する企画と実行は難しいかと思いますが、改めてネオンの良さと存在をPRできるような、例えば会員皆様の地元の街のネオンサインの写真を持ち寄って、一昨年に開催されました『横浜の夜を彩るネオンサイン』のようなのを、もっと簡素でも良いので、全国に持ち回りの『我が町のネオン写真展』などは如何でしょうか。
 まだまだ不要不急の外出自粛や外飲食自粛、そして会合控えから皆様と会えず、直接の情報交換も出来ない寂しい日々がもう少し続くと思いますが、これからもネオンも含めた優れた技術と知識を持った方々で協力し合い、大好きなサイン関連と組合の益々の発展を心からお祈り申し上げて、この寄稿を締めさせて頂きます。これからも宜しくお願いいたします。


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