Vol.45
 
 腕自慢ワザ自慢 
    ネオン管制作 九州支部 脇山耕一郎さん 三和ネオン電機株式会社

 たまたま遊びに行った東京の知人の所で、ネオン管の制作をみて「すごいな一、世の中にこんな面白い仕事があるんだ」と、いっぺんでネオンの虜となった脇山耕一郎さん。31歳の転職大作戦が始まります。親戚、兄弟をはじめとするまわりの猛反対。なにしろ、調理師として18年間の確固たるキャリアをなげうっての転職です。おまけに奥様は一人娘で、小さな子どももいる。脇山さんは周囲の説得にもめげず初志貫徹。「悩みましたよ。でも、とにかくネオン管の魅力にとりつかれたんです」。それから、単身で東京での修行が始まります。約束の4年間は延びて、9年間になりました。「厳しい修行でした。人が5年かかるところを1年で覚えると、会社に泊まり込みで夜中や、早朝に練習しました。」師匠は、最初に勝山さんにネオンの魅力を見せてくれた「知人」。年齢からすれば脇山さんにとっての「兄貴」ですが、「おやじかな、尊敬しています」師匠ゆずりのモットーは『早くて、きれいで、丈夫で故障がこないこと』。「おまえとは商売仇だ、おまえには負けん!」という師匠のはなむけの言葉を心に刻んで、6年前、現在の三和ネオン電機株式会社に入社。「世の中が不安な時代だからこそ一つずつ積み上げていきたい」と話されます。
 
 う・ち・の・会・杜 
    
中国支部 オオバクリエイティブ 代表取締役社長 大庭達敏さん

 昭和22年4月、先代社長大庭行雄により創業された当社はおかげさまで今年50周年を迎えることができました。今年はそれを記念して、社員みんなで事業の研修をかねてアメリカ旅行に行くことにしています。この50年の間、色々なことがありましたが、社員のおかげと、お客様のご支援により何とかここまでガンバッてきました。昭和63年にはそれまでの大庭美工社から現社名に変更し、看板、ネオンだけでなくお店VI、内装等も積極的に取り組むようになってきました。その後、平成1年にはデザイン企画会社「ファースト・プランニング」を設立し、ソフト面の充実を図ってきました。そして、昨年はお店のためのコンビニエンスストア「ギャプ10」を設立し、看板を始め名刺、チラシ等小物中心のサービスを提供するようにしております。現在総員20名の社員で取り組んでいますが、今後は「真の意味での社員の繁栄を」という社是に向かって社員全員努力していこうと思っているところです。
 







1998 Copyright (c) All Japan Neon-Sign Association