Vol.54
 腕自慢ワザ自慢 
ネオン・大型看板 制作施工 
九州支部  廣田 靖夫 さん
(有) 太陽ネオン
廣田 靖夫さん

 廣田さんが太陽ネオンに入社したのは27年前、32歳の転職でした。

 先代の社長とは自分の人生の中でも運命的は出会いだったと思います。おやじのような存在です。うちの会社は私で3代目ですが、いずれも血縁関係がなく譲り渡しなんです。

―どんな修業時代でしたか?

 前の会社でも同じネオン管の制作をやっていました。職人の世界はワザを教えてはくれない。盗むように見るんです。先輩が帰ってからそーっと見て、元の通りに置いておくんですが、分かってしまうんですね。「いらんことをしたな」としかられる。でも、そうやって覚えたことは忘れないんです。転職当時は昭和40年代の後半。だんだんと忙しくなって、仕事ばかりやっていました。遊び事が無い時代ですからね。困難にぶつかっては人に聞いたり、見たりして工夫する。少ない人数でどうやってしようか?足場の上では効率が悪いから、工場でユニットにすれば足場がいらないし、工期も短くて済む。“窮すれば通ず”です。

―新社屋ですね。

 今年、別府の郊外に引っ越しました。工場の鉄骨関係は自社製です。お手の物ですから。これが自分の最後のクラフト。

 趣味はガーデニングと陶芸。でも、仕事が出来るうちは仕事が趣味かな。 

 
 う・ち・の・会・杜 
中国支部
三共ディスプレイ(株)  代表取締役  孝野孝男 さん
孝野孝男

 広島湾岸にある三共ディスプレイ(株)。社屋の窓から、日本三景の一つ宮島がみごとな眺めです。社員は38人、平均年齢は31〜2歳というフレッシュな会社です。

 昭和42年に独立、会社設立は47年。「勤めていた会社が倒産、独立するしかなかったのです。無謀だったな(笑)」と20代を振り返る孝野孝雄社長。看板からスタートしましたが、ニーズに応じて、今はスーパーマーケットや大手量販店などの内装、外装が中心。5年前には東京事務所も開設しました。
「危機感は常に持っていますが、まわりの人に助けられ、お陰さまで順風満帆です」

 経営には社員全員が参加。委員会形式です。全般的な『総務』、年間のイベントを企画する『計画』、お中元など担当の『広報』、マナーの『教育』、社内環境をより良くするための『改善』の5つの委員会があって、社員は順に必ずどれかを担当します。

 社内クラブはゴルフと釣り。孝野さんは釣り! 愛船の「エスデー」でオフは海へ。釣った魚はもちろん自分で造ります。 「広島に来られたらお立ち寄りください。釣りの案内ならお任せください!」

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