Vol.58
 腕自慢ワザ自慢 
ネオン管曲げ
北陸支部 三浦 勤さん
(有)テックネオン

 管曲げ歴は何年ですか?
「46、7年かな。10代で始めたので年数はたっているけれど・・・曲げはこれで完成なんていうことはないですね」  

 わぁー、ほぼ半世紀ですね。修行し始めの頃はどんな様子でしたか?
「郷里の島根でネオン屋さんに入ったんですが、昔の職人は手取り足取り教えてはくれなかったですね。見て覚えて、それを夜こっそり練習したものです」  

 一人前と言われるようになるには何年かかるものですか?
「どんなものが来てもたいがい大丈夫となると、20年かかったと思います」  

 昔とは随分違うところ、あるいは同じ所はどんな所ですか?
「夏は暑いし、ミニネオンなんかの細かい文字はやっぱり手間がかかります。逆にアール曲げに関しては楽になったね、昔は1本1本手作業で大変だったけれど、今は機械がやってくれる」

 三浦さんの趣味は『鉢物のサツキ』。30年来の丹精込めた50鉢のサツキが、6月半ばには艶やかな花を次々に咲かせるそうです。

 
 う・ち・の・会・杜 
関東甲信越支部
(有)三新電業社
代表取締役社長 左氏充さん
武藤清春さん

  三新電業社は昭和50年7月に創業されました。左氏亨さんが62歳、一ヶ月遅れて8月に、息子の現社長左氏充さんが参入、充さんが26歳の時です。それから25年、文字通り二人三脚の始まりです。「両方ともサラリーマンだったので、仕入先があるわけじゃない、客先もない、知識もないおまけにオイルショックときて、今思えば無謀な独立計画でしたね。最初は電気工事と電材販売の2本立て。電気工事は徹夜作業も多く、それが終わったら朝から電材の配達と、それは大変でした。そのときのことを思えばなんでも乗り切れる。逆にそれがよかったのかな」

 3年たって社員が1名増え、どうやらめどがつきだした頃電材販売1本の業務に専念。

 社の方針は『注文がきたらスグ納品』。 「お客さんは電話した時点で、すぐにでも商品が欲しいのだから、当日お届けがうちの基本です。そのために在庫は十二分にそろえてあります。在庫ストックはリスクもありますが、メリットの方が大きい」「物事には良い回転と悪い回転がある。先手必勝」と、元気一杯の左氏充さんです。

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