Vol.63
 腕自慢ワザ自慢 
ネオン管曲げ
九州支部
林 紀孝さん
(有)八代ネオン電工

鳥井洋伸さん 林紀孝さんは入社約10年、働き盛りの38歳。ネオン管曲げがご専門。

──管曲げは希望されたんですか?

 面白いからやらないか?と誘われたんですよ。実際は曲げ自体は楽しいですが、電極を付けたり、チップをつけたりするのは楽しい作業じゃなかったですよね。ネオン管の寿命は結局は“排気”なんですね。口で教われる物じゃないので、感覚で覚えるしかない。自分で慣れていくしかないんです。こういうことって、学生時代にはないことじゃないですか?

──職人の世界?

 そうなのかな、そう職人かな。今は管曲げだけじゃなくて現場全般をやります。というか、やらなきゃいけないですよね。会社で出来ない仕事は、よそで見て覚えました。そのおかげで、自分のスタイルにこだわらず、仕事の流れも含めて納得できるようなってきたかなと思います。

──会社ではそろそろ教える立場では?

 そうですね、カッティングなどは女性が多いので、特に教えることはないですね。教えたり、教えられたり、その都度和気あいあいとやっています。

 
 う・ち・の・会・杜 
中国支部
(有)三共電飾
加美谷敏明さん

渡邊和博 昭和40年1月、富田良平氏が二人の仲間と一緒に創立したのが(有)三共電飾です。富田氏が高齢のため引退し、影山巌氏が会社を譲り受けました。その後、昭和60年頃現社長の加美谷敏明氏が後を引き継ぎました。加美谷さんが30代半ば、影山氏は加美谷さんの実兄です。

 (有)三共電飾はネオン、一般看
板の制作取り付け業務の他に、製缶一式を工務店の注文に応じて制作し、取り付けます。デパートの棚やテーブルといった製缶の鉄仕事が得意業務。加美谷さんの長男も含めた3人の社員が頑張っています。

「お客様の注文に敏速に対応し、よい製品を作ることを心がけています」

「折り曲げの機械も購入したので、今後はどんどん新しいことにチャレンジしていきたいと思っています」と、趣味のカラオケで鍛えた渋い声の加美谷さん。丁寧な仕事が喜ばれ、その仕事自体が有能なセールスマン。21世紀に希望と仕事ぶりを繋ぎます。

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