Vol.65
 腕自慢ワザ自慢 
看板加工 中国支部 大植 和美さん
(有)メタルワーク福山

大植 和美さん 腕自慢というのは何もないけれど話す大植さん。しかし、40年間続けている看板加工の仕事そのものが自慢といえます。

 「40年」となると、四半世紀を越えて半世紀になろうという年月です。看板加工業界の変遷も多様で、さらにひとくちで看板とくくるには多彩です。

 「看板加工の業界もコンピュータ化される中で、昔はごく当たり前だったてづくりの文字が特別なものとなって、自慢といえば、そのチャンネル文字の加工技術ですね」

 サインの真骨頂ともいえるのが『文字』です。象形から始まる文字がサインに発展、そしてデザインされる今日、『文字』が放つイメージは、大きく、それぞれに独特です。

 そもそも大植さんが看板屋を志したきっかけが、先輩のつくった板金屋さんのロゴマークを見てスゴイなと思ったからでした。

 人の手が生み出す文字、文字を仕上げる手の技は。コンピューター作成文字が太刀打ちできないデザインになるわけです。

 「ネオン文字の立ち上がり15ミリの折り返し叩いて絞るなんていうのは、職人技なんです」

 金属で加工するメタルワークを人がつかさどることに魅了された大植さんでした。

 
 う・ち・の・会・杜 
北陸支部
(有)丹青社 代表取締役社長
細野 剛さん

細野 剛さん (有)丹青社の社名の由来は、丹にはあか色の意味があり、青と合わせて目立つ色ということで名づけられました。

 主な業務内容は看板全般。製作、取り付けから施工まで8割方自社製作です。  ネオン協会加入は4年前、「ネオン看板の取り付けも業務としてあるので、正確な情報が欲しくて入会しました」

 先代社長の細野章さんが昭和26年10月に設立、細野剛さんは2、3年の東京での修行を経て22歳の時入社。先代の隠居とともない25歳の若さで社長に就任しました。以来弟の寛さんと二人三脚。それから10年後、新社屋を設立。順調な経営のたまものです。

 「こういう不況時ですから、高望みせず、マイペースで少しずつ前進を心がけます」  社員は4名、気心の知れたベテランぞろい。

 「うちの職人は板金、鉄骨・・・独立した時困らないように育ててきたので、何でもこなせます。外注依存率が少ないことがウチの強みかな」

 家庭的な雰囲気を大切に、年に2回は日本海での釣り大会、社屋の裏庭でのバーベキュー大会も恒例の年中行事です。

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