NEOS Topics

 Vol.69
 
 ネオン工事技術者試験3月に開催  

 「平成13年度ネオン工事技術者試験」要項が全ネ協から発表された。開催日時は2002年3月10日(日)9時50分から、会場は当協会会議室(東京都港区浜松町1−21−4)で、試験は例年通り「学科」と「技能」に分かれている。この試験は協会がネオン工事技術者のレベルアップを目指して毎年行なっているもので、合格者は協会からネオン工事技術者として認められ、更に当局に申請することにより国が定める「ネオン工事資格者」の認定を受けることができる。またネオン工事技術者は、火災予防条例に基づく点検及び試験を行なうことができる熟練者に該当する。
 また、今年度から受験資格が従来の「電気工事士免状を受けている者」のみならず「経済産業大臣が指定する養成施設において経済産業省令で定める第二種電気工事士たるに必要な知識及び技能に関する課程を、年度中に終了する見込みがある者」に広げられた。つまり、2002年3月にいわゆる指定専門学校などで所定の課程を終了する予定の現役学生にも広く門戸が開放されたことになる。なお、今年度は特例として昨年9月8日(土)に第1回の試験が実施され、既に1名のネオン工事技術者が誕生している。
 本試験については全国各地から様々な問い合わせが寄せられており、3月試験には多数受験者の参加が期待されている。受験願書の受付は1月15日(火)から2月28日(木)までで、詳細は協会事務局(電話03−3437−1526)までお問い合わせください。

 
 姿を消すか大型たばこボード  

 日本たばこ産業をはじめ海外のたばこ各社は、たばこ製品の広告などマーケティング活動で国際的な基準を導入することで合意した。
 合意された国際基準は、印刷媒体、屋外の大型看板(ビルボード)、電子媒体、販売促進イベント、その他マーケティング活動全般にわたって規定している。
「屋外広告」では、単独や他の広告との意図的組合せを問わず、合計面積が35平米を超えてはならないとされている。現在、日本国内には35平米を超える大型のたばこボードは約1千基あると言われており、これらの総てが影響を受けることになる。
 この基準は喫煙する成人を対象にマーケティング活動をする際のガイドラインとして各国の公正取引当局の承認など諸手続きを経て、遅くとも2002年12月末までに実施される予定で、今後広告代理店はじめ関係各社は対応を迫られる一方、たばこ看板が廃止されたあとに新たな空き媒体が生じるところから、新たなスポンサーの出現が、屋外広告の活性化につながることも十分予想され、成り行きが注目される。

 
 ネオン管技工士試験東京で開催  

 平成13年度「ネオン管技工士試験」は、今年も東京都品川区の(有)富士ネオンを会場に3月1日(金)10時30分から開催される。本年は21回目の試験となるが、日本で唯一のネオン管曲げ加工技術を認定する試験として業界に定着しており、関係者多数の応募が期待される。受験資格はネオン管加工に5年以上従事した経験を持っていること。認定試験料は会員10,000円、非会員15,000円。申し込みは、1月15日(火)から2月15日(金)まで協会本部事務局まで。

 中東ドバイで国際サイン展  

 アラブ世界きっての産油国アラブ首長国連邦のドバイで、1月22日(火)から24日(木)まで「中東サイン・グラフィックエキスポ」が開催された。
 このサイン展は、中東、北アフリカ、インドのサイン・グラフィック業界を網羅した国際展示会で今回が4回目の開催。会期中の1月23日(水)に主催者の国際エキスポコンサルタンツとドバイ市広告局の共催で開催された国際会議には、全ネ協廣邊会長にスピーカーとして招待があったが、会長は関東甲信越支部新年会開催と重なり出席できず、代わりに板野副会長が加藤事務局長と共に出席、講演を行った。エキスポには小野理事、梅根理事も参加、詳細は次号以下で報告の予定。

 ネオンアートの公開講座・開設  

 東京ガラス工芸研究所(川崎市中原区市ノ坪333−1)では、2年前から初心者を対象としたネオンアートの実習講座を開設し、毎年希望者を募っている。
 同研究所は吹きガラスの専門技術を教える2年制の特殊学校で一期50名程度の生徒を受け入れているが、最近は生徒に対しネオンアートの技術も教えている。
 公開講座はこれとは別に初心者を対象としたもので、今年の場合期間は1月16日から3月27日まで毎週水曜日の夜間、計11回。業界以外の人たちがネオンアートに深い関心を寄せていることがうかがわれる。
 講師として毎回当協会会員、(有)コーワネオンの社長子息である佐々木康則氏があたっている。業界のネオン技工士が協力を惜しまず、指導に当たって様子に今後の業界のありかたの一端が感じられるようだ。

 嵯峨野観光鉄道の亀岡トンネルにネオンアートで「五山送り火」  

 京都市右京区の嵯峨野観光鉄道・トロッコ嵐山駅近くの亀岡トンネルに「大文字五山送り火」がネオンアートで設置され、昨年の8月3日夜に点灯式が行われた。
 トンネル内の山の尾根をかたどった緑の鉄板上に、「鳥居形」「左大文字」「船形」「妙法」「大文字」と五つの象形文字のような鮮やかな赤いネオンアートが浮かびあがるようになっている。
 トロッコ鉄道は冬の間は休業だが、春からまた観光客の目を楽しませることだろう。
 なお、トンネル内でネオンアート鑑賞のためトロッコ鉄道を3分間停止するサービスもあるそうだ。

 
 

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