Vol.62
 腕自慢・ワザ自慢62 [自社製作の強み] 
東北支部 筒井繁雄さん
(株)アド秋田

筒井繁雄さん  ――筒井さんの腕自慢を教えてください。
 腕自慢といわれても、自分の事でなく会社のことですが、ネオン管以外は自社で作っています。自社制作の強みでしょうか。例えば10日間の日程を5日間にスピードアップできる。コストも低く押さえられる。おかげさまで他社に引けを取らないと自負してます。
 30年程前会社を作ったときは一人で企画して、製作は全部外注発注、取り付けも皆さんの応援をもらって取り付けていました。それから製作の経験者を2人、3人と入れて今は総勢30人程になりました。

――製作の方達は部門別に分かれているんですか?
 5人位ずつ3チームに分かれています。仕事のボリュームによって変わりますが、取り付けは製作も総出でやります。完成まで一貫して関わるので一体感があります。

――会社の雰囲気はどうですか?
 非常に厳しい会社です。納期厳守!みんなは大変だと思います。頑張ってくれている皆が私の自慢です。そのおかげで今年は新年早々よいスタートを切れました。
 趣味も仕事という筒井さん。仕事盛りの53歳。常に攻めのスタイルです。

 

 う・ち・の・会・杜 
九州支部 (有)大分ネオン 徳永敬二さん

徳永敬二さん   大分ネオンは昭和34年に徳永敬二さんが一人でネオン管曲げの仕事を始め、44年有限会社に組織変更しました。「初めての仕事は東京立川の航空技術研究所で無線関係、それから看板屋やラジオ屋で仕事をしました。ネオンをやりたくてネオン屋で仕事をしましたが、教えてくれない。メモにとって見よう見まねで食うや食わずで1年間辛抱して、裸一貫から始めました」と徳永社長。営業方針はネオン一本でいくと決め、最盛期は5人の従業員で1000万円の事業税を納める年が続いたということですが、現在は6人の従業員で看板やその他のサインの受注にも力を入れます。
 一昨年工業団地に工場を移転新設し、200坪の敷地で作業効率がより一層アップしました。
「工場の土地も、作業車もうちは現金決済です。手形は切ったことがない。仕事にはお金を使う。高くても良い物を買います。自分の車なんかは安いのでいいんですよ」
 「笑いが止まらない程儲かった時期もありましたが、それは昔の話。今は辛抱、我慢の時期。じっとお金を使わないで引き締めています」
 社内は上下の区別なく、時に鼻歌交じりの明るい雰囲気。徳永さんの長男、一士さんが実務を任され張り切っています。

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