ほっとコーナー

味自慢・酒自慢 「北をめでる酒と肴」
北海道支部(株)イサミヤアールビー 潮日出夫
 

 北海道の中央に位置する旭川は大雪山連峰の裾に広がる人口36万人のまちです。醸造に最も適した厳しい寒さの気候風土のなか、道内では良質米の産地で「上川百万石」と呼ばれ、その米と大雪山系の万年雪を源とする伏流水により戦前は多くの酒蔵があり「北の灘」といわれていました。
 現在も男山、高砂、大雪の蔵(合同酒精)の3つの酒蔵があります。なかでも男山(木綿屋男山本家)は寛文年間(1661〜1673)、伊丹で醸造を始め、江戸時代から古今第一の銘酒として将軍家の愛飲を受け、歌麿の浮世絵にも描かれた現代に継承されたお酒です。国内はもとより海外の酒類コンクールにおいても、数々の金賞受賞に輝く旭川自慢の酒蔵です。また、旭川は食材の集散地として恵まれ、山の幸はもちろん、内陸にありながら海の幸も多い食のまちでもあります。
 毎年、秋には「日本の酒と食の文化を守る会」の協力のもと全国から厳選された35の酒蔵の参加をいただき銘酒と北の食材による究極の肴で「北をめでる酒と肴」というイベントが行なわれ、北の食文化を全国に発信しています。


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