ネオン前線北上中

 Vol.67
 腕自慢・ワザ自慢 67 
ネオン管製造
関西支部 梶企画(株)
梶 昭夫さん
梶 昭夫さん 昨年末で丸53年、半世紀以上の大ベテラン、梶昭夫さんの登場です。
――ずーっとネオン畑なんですね。

 入社したネオン会社で、最初の3年は電極作り。銅板をハサミで切って木槌で曲げて、焼いて色を出して電極をつまむわけですわ。その間に師匠について管を曲げる稽古をしていました。
――良い師匠に恵まれたんですね。
 ええ、師匠が独立されたとき一緒に付いていったんです。そこに10年以上いましたが、他人の飯を食って来いと、九州、沖縄にも行かされました。その頃は電気事情が悪く、週に1回停電日があり、その日は自分が手がけたネオンが点いている所を見に行ったものです。昭和28年頃初めて東京銀座に連れて行ってもらった。ちょうど森永の地球儀のネオン塔の鉄骨を組んでいた時でした。すごいなーと大きさに圧倒され、その時色々なことを教わりましたよ。
――独立はどんなきっかけでしたか?
 オイルショック後の最初のネオンブームの頃、皆さんに勧められて自然に。忙しいと明けても暮れても工場に寝泊まりしていました。 今こんな時代ですが、後継者が欲しいですね、自分の技術を誰かに伝えたいと思います。

 

 う・ち・の・会・杜 67 
中部支部アイシン電装(株)
坂崎敏也さん

坂崎敏也さん  アイシン電装(株)は昭和60年個人営業にて創業その後、62年法人化に伴い社名も現在の、アイシン電装(株)に変更現在に至っています。
 社名は、地元の雄であるトヨタ自動車グループのアイシン精機、デンソウにあやかり、たくさんのお客様に、アイされ、シンらいに答えられる、電装サイン屋になりたい。そんな思いが込められています。
 主な業務は、ネオン、電飾、ピクトサイン、大小看板、ペンキ工事まで様々な企画と施工を請け負います。
 若い5人の社員を引っぱる坂崎さんは49歳の働き盛り。社員一同みんなのポリシーは「まじめに物事にあたり、誠実な製品を納める。」これを基本に作業にあたっています。
 「学生時代にすごした、あの渋谷、新宿の華やかなネオンにあこがれてこの仕事に入りました。ネオンを点灯させるのは、熱いし、寒い。出来上がったネオンが灯って、お客さんに喜んでもらえるのが何よりの勲章です。」フレッシュな力を束ねて不況風を吹き飛ばす!アイシン電装です。

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