街のニューフェイス

 
 ― 蓄電池式ハイブリットネオン広告塔の改良に向けて ―  
    
 風力発電機というと、広大な敷地、気象条件、騒音など設置場所にいろいろ制約を受けますが、都市部の風は風向や風速が頻繁に変わり、大型風車では対応が難しいので大同工大の佐藤教授は、セスナ機の主翼に似た形状の三枚羽根がほぼ垂直に並ぶダリウス型風車に着目。この形ならどの方向の風でも回転可能な上、小型で場所をとりません。
 風車に小型モーターを付け、風力をむだなく捕らえる工夫をして、現在同キャンパスに、高さ5.6mの本体の上部で長さ1.6mの三枚の羽根が回って、ソーラーパネル1000Wを併用して500Wの電力を産み出し街路灯の照明を点灯しています。
 すでに蓄電池式ハイブリッドネオン広告塔が設置されてはいますが、よりコンパクトになり、いろいろな面が改良されれば、CO2を出さないクリーンなエネルギーとして街路灯、そしてネオン、LED、 行灯看板などに手軽に利用出来る日も意外と近いのではないでしょうか。
報告者:中部支部 水谷 卓司

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