ほっとコーナー

味自慢・酒自慢 美酒・甘酒
九州支部 (株)カワハラネオン広告 山内美佳
 
 平成16年2月8日(日)は、佐世保市城間町にある「梅ヶ枝酒造」(創業天明7年、1787年)の蔵開きだった。先着1000名様に豚汁、樽酒が無料で配られ、しかもお土産付きの大放出。琴の生演奏、平戸松浦藩ゆかりの鎮信流の茶会という「和の世界」も同時に繰り広げられ、酒の味と共に古典芸能までも堪能できる一日であった。
 お土産に酒粕のパックには「酒粕料理の作り方」のレシピがついていたので、早速甘酒、粕汁に挑戦した。これが最高の出来栄えで、特に甘酒の旨さには感動した。この酒粕は全国でも数少ない手作り、手絞りの酒粕ということで、文部科学省指定・有形登録文化財となっているのも納得である。その酒粕の滑らかさ、芳香は、甘酒を作ってみて実によく分かった。初めに作った1000ccの甘酒はすぐに無くなってしまったので、近くの売店にある梅ヶ枝酒造に頼んで、酒粕1kgを取り寄せてもらい、翌日再び2500ccの甘酒を作った。実に旨い。お風呂上がりに熱いのをググッと飲むと、ほろ酔い加減で眠気を誘う。冷やでも旨い。器はロイヤルキングストン(英国)のフルーツ柄のお洒落なティーカップで飲むのである。甘酒とソーサー付きのティーカップのミスマッチが変だけれど、なかなか楽しい。
 このように、手作りの甘酒と、樽酒のにごり酒を日々堪能して、この寒い冬を今のところ風邪もひかずに元気に過ごしている。

〜甘酒の作り方〜
<材料>酒粕100g、水5カップ、グラニュー糖80〜100g(好み)、塩少々、日本酒小さじ2、ショウガ汁またはユズすりおろし少々
<作り方>
@ 酒粕はちぎって分量の水にひたしておく。
(柔らかくするため)
A @を火にかけ40分位弱火で煮込む。
B 味がまろやかになったら、グラニュー糖を加える。ほんの少々の塩を加えると味がしまる。
C 最後にエッセンスとして日本酒を加える。
D 好みでショウガ汁か、ユズのすりおろしを落とす。


生涯現役かリタイアか? ─悩ましい63才
理事 総務委員長 梅根憲生
 

 最近、高校・大学時代の同期の友人達から会社を定年退職し、リタイア生活に入ったとのメールが入ることが多くなりました。同期は今年63歳か64歳を迎えます。確か3〜4年ほど前の60歳当時にも、多くの同期がリタイア生活に入っており、今回は、私達の世代にとって第二次のリタイアブームです。

メキシコのカンクンにて、今井専務夫妻(後列)と

 今回は、上場企業で取締役まで登りつめた者が役員定年でリタイアするケースです。この2回の節目で、同期のほとんどがリタイアし、現役で残っているのは大学教授や弁護士、会計士等の自由業、そして中小企業の経営者ぐらいです。
 今回のリタイアブームで第二の人生への門出を余儀なくされた連中は、生活のすべてを会社に捧げた猛烈で優秀な人材が多いのですが、突然の生活様式の変化に対応できず、「暇」という代物に初めて遭遇し、悲鳴にも似た叫び声で老後の過ごし方を教えてほしいとメールしてきます。一方、第一次リタイアブームの連中は、最近では、自分なりのライフスタイルを作り、経済的にも精神的にも平穏で安定した年金生活を送っています。
 第一次リタイアブームの頃、まだまだ能力、体力、意欲がありながら不本意にもリタイア生活を強いられる友人達を見て、中小企業の経営者であることを本当にうれしく思いました。中小企業経営者は、何歳まで仕事に従事するかを自分で決められますし、仕事をしながら趣味を自分の裁量で楽しむことも出来ます。つまり、自分で自分の人生のレールを敷くことができるのです。経営がどんなに苦しくとも、これは何事にも替え難いメリットだと思っています。
 36年前に悩みに悩んだ末に、上場企業を脱サラして、中小企業経営の道を選んだだけに、その決断が間違っていなかったことが立証された思いがしました。今、彼らの数倍も多忙で濃密な現役生活を送っています。昨年は、時節柄、社業に専念したことは勿論ですが、本業の他にネオン協会をはじめ4つの業界・経営者団体の役員を務め、また、25回のゴルフ、3回の海外旅行、8回の国内旅行、27回の講演会、そして10回のコンサート等を楽しみました。私にとって、人生を形づくる一つ一つのモザイクが多彩であれば、仕事か趣味かはあまり問題ではありません。
 ところが、昨年11月に50肩をこじらせて、約40日間、通院し点滴治療を受けました。この間、予定のほとんどをキャンセルし、自宅と会社に閉じこもりました。多忙を極める日常生活を一時立ち止まって、大袈裟にいえば、これからの残された人生を改めて考えるチャンスではありました。これまで金科玉条としてきた「生涯現役」にふと疑問を憶えたりもしました。友人の年賀メールで、昨年夏1ヵ月も北海道のゴルフ場のログハウスを借りてゴルフ三昧の避暑をしたとか、多忙な12月に3週間も真夏のニュージランドで渓流釣りを楽しんだとかのメールを受け取ると、そんな「スローライフ」も元気なうちに楽しんでおきたいと思ったりもします。
 36年前に悩んで選んだ人生のレールを、もう一度、敷き直して見ようかと、心がちぢに乱れる今日この頃です。60歳を過ぎて、まだまだ悩み多い人生は続きそうです。



趣味あれこれ マジック、手品、奇術、魔術、超魔術─MAGIC
中部支部 (株)マスター 伊藤忠行 中部奇術連合副会長 一宮マジッククラブ会
 

 マジックを始めたのはマジックの道具を作るのを頼まれ、その方の勧めでマジックの会に入ったのがきっかけです。これが病みつきで、それからなんと48年にもなります。
 最初の頃は宴会等で披露していました。当時はカラオケもなく、隠し芸ではよく受けていました。そのうちにステージでと、頼まれるようになり、これがまた大いに受けて益々のめり込み、地元や関係者等の間では知る人ぞ知るところとなってしまいました。テレビ出演も3回、ゴルフの腕前で言えば自称シングルかなと、自負するところです。以来、子供会、敬老会、祝賀会、催し物、結婚式等々数多く頼まれて出演しています。
 マジックをしていて良かったのは人に喜んでもらえること。また自分自身が今も元気でいられること(年よりも大分若く見られている)で、これも指先を使い頭も使い、体も動かしているお陰かなあと思っています。皆さん、今からでも遅くないですから始められたらいかがでしょう。いきなり難しいものではなく簡単なものからでよいのです。希望があればレクチャア(練習)用紙を送ります。
 マジックの上手な見方は種を見つけようとせず、楽しく見ることです。そうしますと、不思議なことに意外と種も見えることもあります。また拍手もお忘れなく。これは話し上手は聞き上手である、につながるものだと思います。
 表題のマジックについて少しお話しましょう。マジック、手品、奇術は同じですが大きな舞台で行う「ステージマジック」と、小ホール・グループで行う「サロンマジック」、テーブル間近で行う「クローズアップ」、指先等技術のいる「スライハンド」と大別されますが、ハンドパワー、予言、超能力、テレポート(物体の瞬間移動)などで、ほかに大道具を使って人体切断などする「イリュージョン」、また色々のものをどんどん出現させる「プロダクション」があります。この他に「和妻」わずまといいまして、日本調手品、日本古来の手品もあります。
 マジックのルーツは紀元前2000年からといわれています。これはピラミッドの壁画にマジックの絵があることから推測されています。
 あなたもとにかく、一度やってみませんか?よくもてますよ。


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