ほっとコーナー

ちょっと・ヒント 「フィンチの嘴」
中部部 日本街路灯製造(株) 後藤保正
 
 身の回りのことから経済・世界情勢まで、世の中がとんでもなくガタガタと激しく動いているのが実感される毎日です。皆様の会社はいざ知らず、当社は縮小する業界にあって、まさに戦国時代の小さな城持ちさながら波間に漂っております。そんな中で出会い「えっ」と驚いたガラパゴス島のフィンチ(鳥です)の姿をご紹介させて頂きます。
「フィンチの嘴」−ピュリッツァー賞のノンフィクションの抜粋で、ガラパゴス島のフィンチの生態を何年にもわたって調べたものです。この島の気候は年により変動が激しく、雨が極端に少ない年もあるようで、それに伴い植生も大きく変化します。結果として、えさの量と質も絶えず変わるわけです。フィンチはこの厳しい環境の中で生きていかなければなりません。フィンチに何が起きていると思われますか?高い所に住むもの・低い場所を好むものなど数種のフィンチがいるのですが、それぞれに嘴の形状・硬度が変わっていくのです。そうです、そこにあるえさを食べやすく生きられる嘴へと進化を重ねていきます。
 フィンチが意志を持って進化するのか、神が進化させるのか、誰にもわかりません。いずれにしても進化しなければ、その種は滅んでしまいます。進化しても次の年の気候が逆になればその進化が仇になることもあります。こういう進化を重ねれば、環境に最適な一種になるかというとそうではなく、特徴は残しながらそれぞれに進化していくのです。不思議ですね。何だか、差別化が生き残りの決め手と言われる今の私達と同じと思われませんか?小さなフィンチでさえこんなに頑張っています。負けちゃいられません。どんな環境でも生き延びる強い会社へと進化させる原動力として、社長の最も重要な役割である高い志を持った「イノベーダー」をまっとうしなければと、無い頭を絞って悪戦苦闘の日々ですが皆さまはいかがでしょうか?


味自慢・酒自慢 四国の西端を訪ねて
四国支部 四国ネオン電気(株) 玉井 順良
 
 四国の尻尾と言われているあの細長く突き出したユニークな半島、これがご存知の佐田岬です。
 急斜面の山が折り重なり出入りの激しい海岸を持つこの半島は、黒潮の一部が流れ込むという宇和海と波静かな瀬戸内海を二分するように延びている。
 山肌にしがみつくように建っている民家がそこここに部落をなしている。この半島の先端付近が三崎町という小さな漁村が集まってできた町である。
 豊かな海の幸と見事な景観に囲まれたこの地に、最近になって多くの人々が訪れるようになった。
 その港の突端には岩場に包まれた小島の上にひっそりと灯台が建っている。豊予海峡の道しるべである。松山から松山自動車道を経由して岬の上を行くメロディラインを一路三崎町へ走る。片道約110キロ、約2時間のドライブを楽しむ。
 その岬の先端に程近い入り江の、港を見下ろす山の上に「漁師物語」といってこの町の若い漁師達が主体となって、地物の魚や貝などの海のものを漁師風にその場で食べさせてくれる店が出来ている。
 ここで食べる磯焼きは何ともうまい。獲れたての新鮮さがたまらない。はるかに関アジで有名な佐賀関を望みながら磯もののアワビやサザエ、伊勢エビなどを炭火で焼きながら酌み交わす地酒の冷酒がまた格別である。
 そこそこに酔いしれて大満足の一日を過ごし帰る車は白河夜船、酒の飲めない運転手さんどうもありがとう。


趣味あれこれ 熱く しなよく 魅せる、乗らせる 阿波おどり
中部支部 (有)増田塗装店 増田 剛
 

 「内容は何でもいいから『趣味あれこれ』の原稿を書いて!」と急に言われて浮かんだのは子供の頃からのスキーに、最近では一番気軽に出来るボーリングや健康維持のスポーツクラブ通いかな?でしたが、ふと「まてよ。今、一番熱くなっているのは『阿波おどり』だ!」と思いながら書いてみました。

 12年前に勤め先から今の会社(家業)に来た時に近所の友人が「ツヨシさん、帰ってきたんだ。早速だけど商店街夏祭りの阿波おどりに参加してよ。」と誘われた際に、思えば「子供の頃は踊ってたんだよな」ということで、始めることになりました。
 まず練習の集まりに行き、「踊りとお囃子のどちらにしますか?」と聞かれて、「僕の踊り感覚はディスコ(古〜…)だし、趣味バンドの中でドラムを少しは叩いたから…?」と、お囃子からはいり、大太鼓→竹→締太鼓と来て、昨年からは役員の責任を担い現在に至っています。
 前置きが長くなりましたが、はじめは商店街のおじさん・おばさんが中心で、付き合いみたいなところがあった練習と本番も、数年前から青年部中心のメンバーに変わってきて、一番初めに声をかけてくれた友人が2年前に『連長』になってからは、地元商店街の夏祭りだけでなく、東京では有名な『高円寺阿波おどり大会』等各地の阿波おどりへの参加はもとより、養護学校や療養施設等福祉施設への訪問にも力をいれ、地域や他の連との交流を深めています。
 “躍動感・キレのあるオリジナルから正調”までをこなすお囃子
 “しなよく、美・優雅さ”を追求した女踊り
 “きれいな踊り・格好いい踊り”をモットーにしている男踊り
 “躍動感・豪快さ”が心情の提灯踊り
僕ら『中目黒・目黒銀座連』はこんなイメージで、明るく・楽しく・時には厳しく真剣に取り組み、技術の向上を目指し、気持ちのいい汗をかきながら夏の本番に向けて日々練習に励んでいます。
 詳しくはhttp://www.e-nakameguro.com/を開き、『イベント』の欄にアクセスしてみてください。
 本場徳島の全ネ協青年部友人とは「お互い今年も頑張ろ〜!」と連絡を取り合っています。VOL.69に書かれた高知の渡邉さんとも、そして皆さんとも、阿波おどりで盛り上がっていきましょうね!!?


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