ネの字通信

 
 第2回「フルハーネス型墜落制止用器具特別教育」  
関東ネ協 安全対策委員会 冨田紀雄

 令和2年1月25日(土)、関東ネ協本部会議室にて第2回フルハーネス型墜落制止用器具の特別教育を26名の受講者で行いました。
 厚生労働省の政令により2019年2月1日以降、高所作業においてフルハーネス型安全帯(墜落制止用器具)の使用及び特別教育受講が事業者に義務づけられました。昨年10月に続き、当組合安全対策委員会にて、今回第2回目として特別教育を実施する事になりました。
 講師は前回同様に一般社団法人危機管理・労働災害防止機構副代表の山田貴久様です。
 受講に先立ち講師の方より「講義終了時に受講証を渡す際には試験をして合格・不合格の判断をします!」とスタートから宣告され、会場内に緊張感が漂いました。正しい知識習得と取り扱いを確実に実施しないと重大な事故に直結するため、真剣に受講に取り組んで欲しいとのアドバイスです。
 講義中は「ここ試験に出ます。覚えて下さい!」、
「この名称は現場で聞かれますよ!」などポイントを指摘頂けたり、確認を込めて受講者に質問を投げかけたりと講師の親心にも感謝です。フルハーネス型墜落制止用器具の実物はほとんどの受講者が手に取る経験が無かったので、実際に装着体験時には頭を抱えて悩んでしまう場面も多々ありました(私も手順に手惑いました)。購入時に、器具の選定目安や特徴も目で見て手で触れて実感することが出来て参考になります。
 受講も終盤に差し掛かり、テキストを鞄にしまい、最大の山場でもある一問一答の試験を無作為に受講者一名ずつ指名していきます。ポイントを覚えたつもりでも、いざ指名されると気持ちが高ぶり記憶が飛んでしまう方も多かった様子で、講師の気遣いでいくつか問題を替えて頂き無事に受講者全員が合格となりました。
 今年度の講習会は終了となりますが4月以降受講希望者の動向を見ながら次回検討したいと思います。



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